震災から4ヶ月が経過した、7月12日に石巻市門脇小学校にて初めての義援バルーン空撮を実施しました。
石巻の小学校というと、大川小学校(石巻市釜谷山根)が思い浮かぶと思います。
まずは、大川小学校と門脇小学校の位置関係から解説します。
大川小学校は、市の北部の田園地帯。
門脇小学校は、市の南部の市街地。
その距離は、直線にして18km。
背後に山を背負っていると言う点は同じですが、
まったく別の街と言って良いほど、周囲の景観と津波の条件はかけ離れています。
門脇小学校から南方(写真右)800mが海岸になります。
過去にも、規模は小さくても津波が達していた地域。
この事から、津波の備えも優先的にされていたことが予測できます。
校舎と墓地の間に階段が見えます。現在は、瓦礫の多くが撤去されたことから自由に行き来が出来ますが、震災直後は瓦礫により容易には通ることが出来なくなっていました。
門脇小学校から南西方向を空撮。なお、この場所から女川原発までは直線距離で18km。
考えさせられます。