太田名部防潮堤は、完全な形で津波から街を守ったことで記録に残る事になりました。
・高さ15.5m
・幅155m
写真の左に写っているのが高さ2.7mのバルーン空撮専用車両です。
それと比較すると、防潮堤のスケールがわかって頂けると思います。
高さもさることながら、太田名部防潮堤の厚みは凄味があります。
何が何でも街を守るという強い意志が感じられます。
岩手県は、幾度となく津波被害に見舞われていることから、他の地域と比べると格段に備えが慎重であることが特徴です。
その慎重さが良い形で残ったという好例です。
防潮堤の前から漁港方向を撮影。
普代村の中にある普代水門と比べると、津波の力その物が弱かったことがわかります。
建物の骨格は残り、電信柱も倒れていません。
普代水門と太田名部防潮堤は、直線距離にして500m程度しか離れていません。
僅かな距離の間で、ここまで津波の威力が違います。