義援バルーン空撮
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女川町・バルーン空撮

女川町 2011年7月12日[撮影者解説]

女川町立病院

震災から4ヶ月が経過した、7月12日に女川町にて初めての義援バルーン空撮を実施しました。

津波は、女川町立病院の1階(写真の高台の建物)まで達しています。
この付近では津波の高さは4階相当の高さに達しています。

女川は、石巻市に囲まれる形で位置しています。
隣接している地域なのですが、石巻の市街地と比べると、女川の津波は性格が違います。
谷間に挟まれている地形から、女川の津波は「威力」が明らかに違っていました。

転倒した3階建てRC造

鉄筋コンクリートが転倒

転倒しているのは、3階建ての鉄筋コンクリートの建物です。
倒れている方向から察すると引き波により倒れたと考えられます。

他の地域では、鉄筋コンクリートの建物が倒れるという事は希です。
倒れる場合は、地盤が削られたことにより不安定になって転倒というのが多いパターン。

この様に基礎をしっかりと、残したままの転倒は滅多に見られません。

転倒したRC造 転倒しているRC造が一棟なら、建物に問題があるとも疑うのですが、複数の建物が転倒しています。

この建物も、左側の海の方向に向かって倒れています。

ただし、転倒しているRC造は、例外なく築年数が経過した建物です。
比較的新しいRC造は、転倒していません。

本来は、低層の木造住宅も多くあった場所です。
震災から3ヶ月が経過した、この撮影時には基礎を除いて撤去が完了していました。

震災後の女川町立病院空撮

津波の高さから撮影

津波の最高到達点から撮影しています。
女川町立病院が高台にあることが、この空撮からもわかります。
この病院の一階まで津波は達しています。

女川町 2011年7月12日:他の空撮

撮影者解説 | スチール撮影