震災から4ヶ月が経過した、7月12日に女川町にて初めての義援バルーン空撮を実施しました。
津波は、女川町立病院の1階(写真の高台の建物)まで達しています。
この付近では津波の高さは4階相当の高さに達しています。
女川は、石巻市に囲まれる形で位置しています。
隣接している地域なのですが、石巻の市街地と比べると、女川の津波は性格が違います。
谷間に挟まれている地形から、女川の津波は「威力」が明らかに違っていました。
他の地域では、鉄筋コンクリートの建物が倒れるという事は希です。
倒れる場合は、地盤が削られたことにより不安定になって転倒というのが多いパターン。
この様に基礎をしっかりと、残したままの転倒は滅多に見られません。
この建物も、左側の海の方向に向かって倒れています。
ただし、転倒しているRC造は、例外なく築年数が経過した建物です。
比較的新しいRC造は、転倒していません。
本来は、低層の木造住宅も多くあった場所です。
震災から3ヶ月が経過した、この撮影時には基礎を除いて撤去が完了していました。