義援バルーン空撮
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震災から二ヶ月経過した久慈港

久慈港概況 2011年6月7日[撮影者解説]

久慈市みなと中央公園付近

震災から2ヶ月が経過した段階で、久慈市にはじめて入りました。
宮古市以北の被害の概況の把握の為、空撮は行わずに地上からの撮影に徹しています。

久慈港の津波被害は、海岸から数百メートルという範囲に限定されています。
久慈川の遡上もありましたが、石巻の様な大規模な被害にはなりませんでした。

この写真は、海岸から100mの位置にて内陸方向を撮影。
電信柱なども折れることが無かったようです。
街路樹が残っている事に注目してください。

久慈市のテトラポット

久慈港の防波堤の高さ

「みなと中央公園」が位置する半島は、埋め立て地です。
この半島は、市街地への津波被害を防ぐ防潮堤を兼ねています。
この防潮堤は、「高さ」ではなく「距離」で津波を減衰します。

距離で減衰するという観点から、防潮堤の高さは最低限の高さになっています。

久慈市の建築物の被害

久慈港の建築物の被害

久慈港(埋め立て地)では、建物の数は少なめです。
中心部の津波被害を防ぐ役目を兼ねている、半島の埋め立て地では、住居などの建築は制限されていたと思われます。
建物の被害は、港湾に関する建物に限定されています。

写真無いの電信柱の低い位置の電線は無くなってます。
津波の際に部分的に切断されたことから、震災後に取り外されたと思われます。