防潮堤からの距離は200m。
この場所は大槌町の中でも海岸に近い場所です。
木造の住宅は全て流され基礎のみが残ります。
RC造の建物は原型を留めています。
S造(鉄骨)は、津波の威力によって破壊の程度が違ってくるのが写真からわかります。
中央の建物はRC造。
その右隣は壁が抜けたS造。
画像の右側に一部が写っているのがS造。
壁が残っているS造は、RC造の建物により津波の威力が弱まったと推測出来ます。
奥の建物も、手前の建物もS造です。
奥の建物は、3階部分の外壁まで打ち抜かれていますが、手前の建物は2階でも原型を留めています。
同じ様な場所に建っていますが、周囲の条件によって、ここまで被害規模はかわってきます。
この建物に限ってですが、3階に逃げた場合の結果は自ずと違う物となる事が想像できます。
一階部分の廊下です。
原型を留めているから安全などとはとても言えません。
押し寄せた津波は、居室のドア(スチール製)を破っています。
当然ですが、室内には猛烈な勢いで津波が押し寄せています。