湾の長さは約6km。
金浜地区は、湾の突き当たり部分に位置しています。
この写真は、金浜地区江山寺付近から北東方向を撮影。
湾の出口まで移っています。
宮古湾では特定の場所に津波の力が集中したという場所が見受けられません。
この金浜地区の南1kmには、津軽石地区があります。
もっとも奥まった場所なのですが、防潮堤は破壊されていません。
津軽石地区は、河川に沿って津波が遡上していることから、破壊されている面積は膨大です。
防潮堤の手前の水たまりは、引き波によりつくられた窪みに貯まった海水。
防潮堤を越えた津波の位置エネルギーは、すべてこの場所に集中しています。
この江山寺に限った事では無いのですが、今回の被災地域では、社寺仏閣が津波のギリギリの場所に建っている事が非常に多い事に気がつきます。
繰り返し襲っている津波被害の経験から、津波が届かなかった場所に境内を構えていると推測します。
金浜稲荷神社と江山寺は線で200mの距離。防潮堤まで200m離れています。